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優しく過払金請求をしてもダメなら訴訟しましょう

最近は過払い金請求が余りに多いので貸金業者は火の車のようです。今まで、好き放題、儲け放題、の結果ですから自業自得とはこのことでしょう。それはそれでいいのですが、懐具合が悪いためか過払い金を値切る業者が増えてきています。

「5%金利をまけてくれ」とか、「8掛けで我慢してくれ」などといって値切ってくるようで、もっとひどいのだと、「半額で勘弁してくれ」と泣いて頼んでくる業者まであるそうです。

ただ、例え泣きつかれても、2割から3割もの金利を貪っていた彼らの言いなりになる事はありません。優しく請求してダメなら、断固訴訟に持ち込みましょう。必ず勝てます。

1 銀行系などの大手貸金業者の場合

銀行等の金融機関は、顧客に貸付けたお金が回収できないときの為に「貸倒引当金」を積み立てています。それと同じ考え方で、最近は「利息返還損失引当金」という科目を作ってお金を積み立てているそうです。

相手が銀行系などの大手貸金業者の場合は、とりあえず書面で過払い金返還を請求してみましょう。銀行系の大手は、この「利息返還損失引当金」がありますので、大抵の場合は、すぐに和解に応じるはずです。

2 訴訟の基礎知識を知っておきましよう

「過払い金返還」の訴訟は「不当利得返還請求訴訟」です。過払い金が140万円以下なら簡易裁判所、140万円以上なら地方裁判所へ「訴状」を出して訴えを起こします。

簡易裁判所は口頭でも受け付けてくれますし、簡易裁判所が認めれば弁護士等の資格がない人を、代理人に立てることが出来ます。

地方裁判所は「訴状」で申し立てます、弁護士でなければ代理人になれません。

どこの裁判所も、手続きや解らない事はとても丁寧に教えてくれますから素人の作った訴状でも何とかなります。

訴状のテンプレートは ⇒ http://www.kabarai-manual.net/template/ をご参照ください。

訴状を提出し受理されれば裁判が始まりますが、裁判所は両者の言い分を聞いて和解をすすめてくれます。

どうしても和解出来ないときは判決になりますが、ほとんどが和解になります。なので、裁判は決して怖いものではありませんからご安心ください。

3 裁判費用はどのくらいかかるのか

裁判に掛かる費用は、

  • 申立て手数料
    裁判所に納める費用で100万円の訴訟で1万円位です。過払い金額の約一割と考えればよいでしょう。その他に郵便代として6000~7000円が要ります。
  • 裁判費用
    敗訴側負担が原則ですが、和解の時は両者で半々負担です。
  • 弁護士や司法書士に依頼する場合
    弁護士費用は返還された金額の約20~30%位が普通のようです。貸金業者も弁護士に依頼して訴訟されると勝ち目がありませんから、ほとんど請求過払い金の全額返還に応じるようです。
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